市民団体を発足するに至った背景
小樽の歴史を概観すると「海」と「港」が都市形成の起源となっていることわかります。しかし、近代以降、小樽港は商業流通港として発展し物流機能面重視の
施設整備や車社会重視の道路整備が港と街とを分断したため、日常生活で港との距離が遠のき、結果、市民の港への興味・関心が希薄となってしまっています。
一方、小樽の街では、居住人口の高齢化、中心商店街の空洞化、建造物立替・再開発に伴う歴史的街並景観の保存等が問題となっています。保存運動の結果残
された運河は小樽に観光という新たな産業をもたらしましたが、近年、観光と経済・文化のと関係に問題意識が傾注されはじめています。このような流れは、縦
系列に考えられてきた様々な整備を、地域という中で総合的に考えていこうという、大きな変化があり、そこには文化が根を張っていて、文化に依拠して総合
的・戦略的にまちづくりをしていこうという意志が明確にみてとれます。
このような背景のもと、小樽らしさを失わず、活力があり、市民が愛着を持てるみなとまちにしていくためには、もう一度、「港」と「街」を繋ぐ努力が不可欠であると考えました。
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